冷凍庫(冷蔵庫)の圧縮機交換
先日は圧縮機の交換に行ってきました。
圧縮機というのは、簡単に言うと「自動車のエンジン」にあたります。
それなしでは用途を果たせない心臓部分ですので、圧縮機が故障するともちろん全く冷えなくなります。
写真の方が分かりやすいと思いますので、アップします。
この2つの黒いタマみたいなやつが圧縮機です。
この写真は2個ついていますね。
これは左側が冷蔵庫用、右側が冷凍庫用がそれぞれについている為、2個になります。
今回は右側の冷凍庫用の圧縮機を交換します。
まずは上記写真の中の赤丸がついた配管が5本確認できます。
圧縮機を交換する為にはこの配管を取り外さなければなりません。
この赤丸のつなぎ目部分をバーナーで炙って引っこ抜きます。
ここの圧縮機の右側の配管を引っこ抜きます。
おりゃっ!!
バーナーで炙りながらプライヤーで掴んで引っこ抜きます。
強めの火力でまっすぐ抜かないと途中でちぎれますのでご注意。
その後は新品の圧縮機を載せ替えて溶接して配管を繋ぎます。
配線や部品を燃やさない様にしっかり養生してから行います。
この様に溶接します。
しっかり裏側まで鏡を使って溶接棒が溶けて馴染んでいるか確認します。
ここを怠ると最後にガスを充てんした際に「ブシュー」」と音を立てて漏れますので気を付けて下さい。
あと今回修理の際に、ガス漏れも発覚しました。
ガス漏れ箇所も特定出来たので一応ここも載せておきます。
ここも溶接して穴を塞いでおきました。
ここ、発見できなかったらまた冷えなくなってクレームになるところでした。
危ない危ない(汗)
最後は断熱材も取り付けて交換完了。
最後はガスを充てんし、試運転作業。無事冷えました!!
圧縮機交換は溶接の資格、フロン類取扱の資格も必要である作業の為、誰にでも出来る作業ではありませんが、クリアしている方は参考にして頂けたら幸いです。
ご質問ありましたら、コメントお願いします。